30代のおっさんがミラドライをすることにしました。正確にはこの記事を書いてる段階で施術は終わっています。みなさんミラドライ知っていますか?
そしてぶっちゃけます。おっさんはワキガなのです…。
ミラドライってなんぞ
その筋の方ではないと知らない人も多いと思います。実はこれワキガを治療する機械です。私の周りは優しい方が多いので、薄々勘づかれているのかは不明ですが、指摘されたことはありません。
中学生で発症して以来、あらゆる制汗剤で抑え込んでまいりました。しかし、さすがに面倒です。そして、運動した時や汗をたくさんかいた時には抑え込むのに限界があります。
ワキガとはなにか
ワキガ族は、ただ臭い忌み嫌われる存在。満員電車で遭遇しようものなら殺意すら覚えるものかと思います。ワキガ族は、ワキガの臭いが分からないと思われがちですが、そんなことはありません。自分でもわかります。ただし、鍛えられたワキガ族は自身の臭いに気づくことはないでしょう。
ではワキガとはなにか。正確に言うとワキガは病気ではありません。汗は、エクリン腺とアポクリン腺の2つから分泌されています。ワキガの臭いの元となるのは、アポクリン腺から分泌される汗になります。
これは個人差があり、親からの優性遺伝で片親がワキガの場合50%、両親がワキガの場合で、80%もの確率で受け継がれます。
なぜこんな臭いを発するのか。実はこれフェロモンで他の個体にアピールするための臭いのようです。しかし、この現代社会では不必要なものだと断言します。
ワキガの治し方
ワキガの臭いを無くすには、臭いの元となっているアポクリン腺を断ち切るしかありません。幸いなことにワキガのアポクリン腺を除去する手術は保険適用です。ただし、もっとも効果があると言われている剪除法のみです。
この剪除法はどんな方法かと言うと、脇の皮を切り、反転させるような形でめくります。そして、めくりあげて露出されたアポクリン腺を目視で切り取っていく、という恐ろしい方法です。
当然、脇を切りますので傷口は目立ちます。そしてダウンタイムと言われる、手術後の回復するまでの期間も長いです。そして、男なら気になりますが、脇毛も同時に失います。傷口が目立つのに脇毛もなくなる。なんということでしょう。
ただ遺伝されたワキガを治すために、ここまでしないといけないのは悲しいです。
ほかの治し方
ワキガを治す方法も進化を遂げ、脇を切る以外の方法も出てきました。それがミラドライやビューホットと言われるもので、皮膚の上からマイクロウェーブを当ててアポクリン腺を破壊する方法です。要は電子レンジのように皮膚内を加熱させてアポクリン腺を破壊しようというものです。
これだと皮膚を切る必要がないので、傷跡も目立つこともなくダウンタイムも短くなります。しかし、残念ながら脇毛を作る細胞も破壊されるため、脇毛は失います。
ミラドライは最近出てきたもので、ネット上では賛否両論です。
- 半年ほどでまた臭いが復活。
- そもそもアポクリン腺を除去することができていない。
- ワキガの臭いはなくなったが、違う臭いに悩まされる。
- 保険適用外なので高額。30〜40万円が相場。
まず30万オーバーのミラドライをしてワキガが治るかどうか分からない、という時点でかなり迷われる方も多いでしょう。ダウンタイムや傷が出来ないということで特に女性の方が受けられるケースが多いようです。
なぜミラドライにしたか
男である私は剪除法でもかまわないと思ってました。そしてアポクリン腺を目視で除去できるので確実性があり、保険適用されます。しかし、手術後の日記などを見ていると術後の傷跡は目を覆うほどです。半年ほどは大きなキズが目立つので、人前で脇を露出することはできないでしょう。2年ほど経つと傷跡も落ち着いてくるようで、そこまで我慢しなくてはいけません。
おっさんである私は特に人前で脇を露出することはないのですが、一つ気になるのは趣味である運動をする時くらいなものです。
ミラドライでググりますと、美容関連は宣伝や広告であふれておりますので、良いことしか書かれていない記事がたくさんあります。かと言って、SNSを調べると後悔する投稿がたくさんあります。
それならば、SNSの情報が正しいのではないかと思いますが、ミラドライが有効か意見が別れる一つは、施術の仕方がクリニックによって違うためです。
ミラドライの仕組みを考える
ミラドライは年々バージョンアップしているようで、2018年時点でバージョン4まであるようです。(ググって出てきた記事なので信憑性は分からない)
それに加えて1〜8の照射レベルが設定可能で、最新バージョンだとレベル8まで、旧バージョンだと5まで可能なようです。この照射レベルでマイクロウェーブの出力が上がるのかと言うと、そうではありません。照射時間が変わるだけです。
しかし、ミラドライは水分と反応させて加熱させることで汗腺を破壊します。なので、照射時間を長くすることで、より強く反応させることができるので、結果として出力を上げるのと同等になります。電子レンジで長時間温めるのと同じ理屈です。
おそらく、本来は施術対象の肌の状態や部位を考慮して、照射レベルを調整するものかと思いますが、照射レベルで効果の差が出る可能性は十分あります。しかしながら、強い照射レベルで長時間照射させることはダメージも大きくなるのは避けられないと思います。
また、本来ミラドライは3ヶ月ごとに1〜3回施術を推奨しています。この推奨時の照射レベルは3のようで、ほどほどの出力で複数回に別けて施術するのが、ダメージも少なくて良いということでしょう。しかし、日本ではだいたい1回照射で終わらせるところが多いようです。希望があれば、多少値引きして2回目をおこなうといった感じだと思います。
ミラドライのクリニック
そう考えると、効果が出ない場合は複数回やるべきということになりますが、ミラドライは高額な自費治療となりますので、そう何回もやることはできないと思います。となると、少ない回数でより大きな効果が望めるところで施術するべきです。
- 照射漏れがないよう広範囲でおこなう。
- 照射レベル最大でおこなう。
- 照射を複数回繰り返す。
- 十分に反応させるために水分を多く注射する。
このような方法を取っているクリニックを選択すべきです。ただし、この方法は非常にダメージが大きいはずなので、それなりの覚悟が必要です。また、定額で複数回の照射を保証しているところもいいと思います。
とは言え、この記事を書いているのはミラドライをやった直後なので、あくまで私が選んだ基準だと思っていただければ幸いです。
どこのクリニックにしたか
ここまで書くとどこのクリニックがいいか絞られてくると思います。私が選んだのはミラドライで有名な渋谷の某クリニックです。やろうと思い立って予約したところ、なんと最短で3ヶ月後の予約でおどろきました。
次回は、実際やってどうなったかボチボチ書きたいと思います。
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